演劇

ビジネス

悲しいお坊っちゃまたちでバグる世界

【このまま消えないでと懇願するファンも多い。草間リチャード敬太さん】 ふりかえって夏。暑さでだらりとした午後を和らげるおやつを食べたのだった。葛餅(くずもち)である。 葛餅は、葛粉(くずこ)を水で練って固めた和菓子――。 葛粉というのは、ク...
書籍

エンタメの魔法の雑誌だった『ぴあ』

【イラストを描いたのは及川正通さん。都はるみさん表紙の『ぴあ』1992年12月1日号】 私の古き青春時代に欠かせぬ友となっていた雑誌『ぴあ』(ぴあ株式会社)を懐かしんで紹介するのは、もしかすると特別な事情がない限り、これが最後ではないかと思...
文学

伴田良輔の「ゲイの顔」

【伴田良輔著『愛の千里眼』(河出書房新社)】 その時代、街の大通りに軒を連ねていたのは、個人経営の商店だった。我が片田舎の町(街)の話である。 それが今では、どこも均一化して、無機質な雑居ビルばかりとなり、テナントは大概、学習塾である。四方...
文学

余韻で人生を繋ぐという話

【私も真似をして、青空に電信柱】 バナナのジャケットのCDアルバムに聴き惚れる。思わず、そのぬるっとした世界に溶け込んでしまったりする。 鮮やかなロックンロールと、霞みがちな淡いロックンロールのテイストのちょうど中間に、調和されたサウンドが...
音楽

LUNA SEAの『MOTHER』のこと

【ロックバンドLUNA SEAの1994年のアルバム『MOTHER』】 将来、芝居がうまくなったら、シェイクスピア(William Shakespeare)やテネシー・ウィリアムズ(Tennessee Williams)の戯曲を自前でアレン...
映画

我がツイッター時代のツイートより―「黒澤明」編

Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)以下は、この中から選りすぐり...
文学

我がツイッター時代のツイートより―「三島由紀夫」編

Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)以下は、この中から選りすぐり...
動画

2009年の映像作品『忘れられた運動会』

私がデジタルシネマ/ショートフィルムを創り始めたのは、2005年頃だったのではないか。前稿で述べたように、そのほとんどが稚拙なもので、“鑑賞に耐えられぬもの”として私はとらえている。 しかしこれはなんとか、観てもらえるんじゃないか――という...
演劇

瀬戸康史さんの舞台のこと

【月刊誌『家の光』2024年10月号の表紙は瀬戸康史さんだった】 こういっちゃなんだが、それはごくありきたりな記事だった。 JA(農業協同組合)の家の光協会が発行する月刊誌『家の光』2024年10月号で、俳優・瀬戸康史さんのインタビュー記事...
映画

『新幹線大爆破』の時代

【佐藤純彌監督の東映映画『新幹線大爆破』(1975年)】 全く個人的な調べ事をしていた挙げ句、つい最近のことだったけれど、「ワンレン」、「ボディコン」、「ジュリアナ東京」について思い起こすことがあった。意外ながらも、そのビジュアルの奇縁なる...