映画

映画『天国にいちばん近い島』が教えてくれた愛のこと

一筋縄ではいかない大人の恋が終わりを告げようとしていた時、偶然、その歌を聴いたのだった。 それは懐かしい映像だった。原田知世さんが歌う「天国にいちばん近い島」(作詞・康珍化、作曲・林哲司)。 風邪をひいて咳込んでいた私の弱々しい体は、たちま...
飲み物

〈再録〉強精カクテルいろいろ『洋酒天国』

【『洋酒天国』第11号】 今年3月2日付の「ごきげんよう『洋酒天国』」を機に、私は一切合切、自身のヨーテン・ライブラリー数十冊を古書店に擲ってしまった。書棚に大きな隙間ができた。これできれいさっぱり、ヨーテンを忘れ去ろうという気でいた。昭和...
映画

〈再録〉ごきげんよう『洋酒天国』

【これが当ブログ最後の『洋酒天国』第13号】 当ブログ2011年7月12日付「開高健と『洋酒天国』」(※再録不可)で初めて私がヨーテンについて触れたのをきっかけに、それから1年以上経過した2013年9月26日「『洋酒天国』と三行案内」(※再...
写真・カメラ

〈再録〉我がツイッター時代のツイートより―「断捨離」編

Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)以下は、この中から選りすぐり...
コンピューター

〈再録〉灯台もと暗しインターネットの話

【懐かしくなって入手した月刊誌『ヤフー・インターネット・ガイド』1999年1月号】 80年代以降、個人的に“パソコン通信”なるものに憧れ、90年代後半にはPDA(小型携帯通信端末)を使ってインターネット生活を始めた思い出話については、4年前...
コンピューター

〈再録〉おはようパソコン通信

【懐かしい雑誌『UTAN』1995年11月号】 たまたま最近入手した、古い学研の科学雑誌『UTAN』の“パソコン通信”の特集記事を読んで、その言葉の甘美なる響きと共に、まだ20代であった淡い「90年代」を走馬灯のように――私は走馬灯という実...
文学

開高健『開口閉口』―俗語的俗語の話

【開高健著『開口閉口』(新潮文庫)】 私が敬愛する作家・開高健氏の書き物で夢中になったのは、小説よりもエッセイ(随筆)のほうで、記憶をたどれば、珠玉のエッセイ集の『開口閉口』(新潮文庫)だったはずである。 初めて読んだ時は、ベトナムの記述が...
文学

朝井リョウの当事者から逃れられないこと

【『週刊文春』2026年8月27日号「当事者として書くということ」】 私自身の10代を振り返ると、なんだかなあと思ってしまう事柄がいくつも思い出される。全般として、なんの脈略もなくゆるゆるとした学生生活を送ってしまったために、何かしらの“当...
文学

緑衣の青年―親密のエクリチュール

【部屋に置いてあったヘルムート・ニュートンのポラ写真】 うつろな目を見開いて、ぼんやりと視界に映り込んでいたのが、ヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)のポラ写真だった。 開いたままの写真集は、少し灰色に褪色していて、硬直した...
文学

遣らずの雨

【『小学国語 六㊤』(教育出版)】 工業高校時代のある「思い出」の光景で、その時盛んに降っていた「雨」をどう表現していいのかわからず、匙を投げた――ということがあった。その「思い出」は文章に書けなかったのだ。いくら表現しようとしても、ことば...
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