吉川浩満

文学

〈再録〉朝井リョウさんの各各の書評ふたたび

昨年までずらりと本棚に並んでいた朝井リョウさんの本を整理して、『死にがいを求めて生きているの』(中央公論新社)の1冊しか残っていないと先々月書いた(「〈再録〉朝井リョウさんの各各の書評から」)。 命がけで小説を書いてきた作家さんからすれば、...
文学

〈再録〉朝井リョウさんの各各の書評から

【昨年読んだ朝井リョウさんの小説『生殖記』】 昨年11月に朝井リョウさんの小説『生殖記』(小学館)を読んだ。《「正欲」から3年半。本年度最大の衝撃作》の帯の文言が未だに脳裏に刻み込まれている。読み終わった後の思い――それを一言で「感嘆」――...
文学

暴かれることを恐れて―朝井リョウさんの関心領域

私は作家・朝井リョウさんの大ファンである。 もはやなにゆえに、どのあたりで大ファンになったのか、だいぶ昔のことであるにせよ、自分でもはっきりとした理由がさっぱりわからなくなってきている。でもかまわない。 朝井リョウさんの「いま」考えているこ...
ビジネス

朝井リョウさんのしあわせって何だっけ

【出たばかりの朝井リョウ著『イン・ザ・メガチャーチ』(日本経済新聞出版)】 先日、朝井リョウさんの最新刊『イン・ザ・メガチャーチ』(日本経済新聞出版)が刊行された。ずっと以前から日経新聞で連載していたのは知っていた。タイトルだけ。でもこれが...
文学

私は朝井リョウを単純化しない

【「私の読書日記」より朝井リョウ「未来がないと世界が明るい」】 捨ててしまおうと思って、ウィトキンの写真集の小さな本を、部屋の片隅に置かれたダストボックスに放り込んだ後だった。朝井リョウさんのコラムにおけるテーマが、ウィトキンの救いがたい暗...