Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。
◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)
◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)
以下は、この中から選りすぐりのツイート(←自画自賛)をピックアップしたものです。
「黒澤明」関連のツイート
Utaro/青沼ペトロのツイートから、「黒澤明」関連を抽出した全20ツイート。
2019年7月17日
クリス・マルケル監督の映画『AK』を鑑賞。“クリス・マルケル”の“AK”で分かる人は、相当な映画通だと思うのですが、鋭い眼孔の録音技師・矢野口文雄さんがマニピュレートしていた名機、Nagraが映っていたのがとても印象的。音響の学生時代、このNagraのスペックをよく教えられたっけ。
2019年8月1日
【ホームページ更新情報】☞ホームページ[Dodidn*]8月のMessageを更新しました!「『常識』をぶっ壊す映画というもの」。黒澤映画の『七人の侍』を観て、唖然とする創作への胆力に感動。
2019年8月7日
黒澤明監督の映画『八月の狂詩曲』を鑑賞。お祖母ちゃんが、“ピカドン”へフラッシュバックするのは、同じ核兵器の問題を扱った『生きものの記録』における同様の“ピカドン”へのフラッシュバックとも重なり、またラストシーンの、嵐の中で泥まみれになるのは、『七人の侍』のフラッシュバックである。
2019年8月21日
黒澤明監督の映画『乱』を鑑賞。先月以来、この映画を何度も観ている。マルチカム方式の撮影で望遠…って、いいよなあと思いつつ、それぞれを担当するカメラマン自身も、《役者》にならなければ絶対にできない仕事だ、とも思った。
2019年9月22日
『全集 黒澤明』(岩波書店)第一巻から第六巻までを中古で買う。最終巻はまた別の機会に…。読み出すと止まらなくなるので、しばらくは、映画『野良犬』あたりだけを読むことに。この映画、冒頭のシーンを回想シーンに転換したのは有名な話。


2020年9月30日
今日また黒澤明監督の映画『八月の狂詩曲』(1991年)を観ましたが、ヘビが泳いで向かってくるシーンとか、カッパ騒ぎのシーンとか、調律の狂ってしまったオルガンとかいいですねえ。
2020年12月3日
黒澤明監督の映画『静かなる決闘』(1949年大映)を鑑賞。主演は三船敏郎、志村喬、三條美紀、千石規子。この映画は激しい雨のシーンで始まる。雨というのは実に鬱陶しいものであり、鬱屈した人間模様の象徴である。やがて雨は止み、晴れた空が広がる。静かなる決闘が終わったことの表象である。
2021年4月21日
黒澤明監督の映画『静かなる決闘』(1949年大映)を鑑賞。主演は三船敏郎、志村喬、三條美紀、千石規子。何度観ても麗しいのは恋人役の三條美紀さん。苦しい思いを胸に、決して絶叫せず、のたうち回らずに柔順な態度で打開策をはかろうとする姿は新鮮さを感じる。

2021年7月21日
黒澤明監督の映画『生きものの記録』(1955年)を鑑賞。主演は三船敏郎、三好栄子、志村喬。原水爆を恐れるあまり、その老人は、向こう見ずな計画のみならず、全く独善的で許し難い犯罪行為を犯してしまう…。この映画を初めて観た時は衝撃的で、脅かされるものの巨大さに絶望の淵を見た気がした。

2021年7月22日
黒澤明監督の映画『素晴らしき日曜日』(1947年)を鑑賞。主演は沼崎勲、中北千枝子。敗戦直後の困窮の時代。恋人二人が35円の小遣いで日曜日を過ごすドラマ。男は己の貧しさとひ弱な精神に絶句し、結婚への未来を見失う。が、オーケストラの交響曲が彼らを救った…。

2021年10月10日
黒澤明監督の映画『天国と地獄』(1963年東宝)を鑑賞。主演は三船敏郎、仲代達矢、山崎努、香川京子。会社の主導権争いの最中、誘拐事件が起こり、その地位を奪われた男の、まさに天国から地獄のサスペンス。シニカルな構図は、貧しい犯罪者の居住区とも対比され、かの町の巣窟シーンはリアルで必見。

2021年10月19日
特急第2こだまに乗れ。
2022年4月19日
黒澤明監督の映画『野良犬』(1949年)を鑑賞。主演は三船敏郎、志村喬、淡路恵子、木村功。拳銃をスラれた若手刑事が、それこそ野良犬のように駆け回って捜査する。しかし、戦後間もない闇市やスラム街にたむろする人々の、困窮に喘いだ日常こそが、野良犬のような未来の乏しい実相であった。

2022年4月20日
黒澤明監督の映画『悪い奴ほどよく眠る』(1960年)を鑑賞。主演は三船敏郎、香川京子、森雅之、志村喬、西村晃、藤原釜足、三橋達也。土地開発公団の副総裁をめぐる贈収賄汚職事件の関係者幹部らは、ある男の手練手管によって翻弄され、その男の復讐劇に巻き込まれていく。
2022年4月20日
考えてみれば、私も悪い奴だからよく眠る。
2022年5月18日
今夜も観ました。『天国と地獄』。いつ観ても、山崎努さんのツイストでしょうか、あのダンスが目に焼き付いて離れません。
2022年5月19日
黒澤明監督の映画『一番美しく』(1944年)を観賞。主演は矢口陽子、入江たか子、志村喬、菅井一郎。この作品の鑑賞で留意すべきは、戦中に製作され、“情報局撰定映画”であるということ。いつの時代も《頑張れ》は敬遠され疎ましい。尊いのは、優しさであり、他人を思いやる心なのだ。

2022年6月20日
黒澤明監督の映画『椿三十郎』(1962年)を鑑賞。主演は三船敏郎、仲代達矢、団玲子、小林桂樹。素浪人とは言い難い、ギラギラした眼、達者な剣術、知性を兼ね備えた椿三十郎。向かえる大団円の先には、勝ち負けを超えた刹那な決闘。生まれついた不逞な男は、悪党を懲らしめることで溜飲が下がるか。

2022年6月21日
黒澤明監督の映画『生きものの記録』(1955年)を鑑賞。主演は三船敏郎、三好栄子、清水将夫、千秋実、志村喬、東野英治郎。鋳物工場を経営する老人の、原水爆を恐れる異常な行動が、人類の恐怖心と不運とを予見させる社会派の傑作であり、反核への意欲作。三船が、三船を超えて狂気の人間を演じる。

2022年12月7日
おはようございます。今朝は曇っていて濃霧。まるで黒澤明監督の映画『蜘蛛巣城』のようです。ってこれ、前にも同じこと書いたっけ? 朝から物の怪が登場しそうな雰囲気です。では行ってらっしゃい。
コメント