ネにもつタイプ

文学

岸本佐知子さんの虫が知らせる工作員

ごく最近、ジョン・アーヴィング(John Irving)の『ホテル・ニューハンプシャー』(“The Hotel New Hampshire”)と『サーカスの息子』(“A Son of the Circus”)の文庫本を買った。『サーカスの息...
食べ物

岸本佐知子さんの食べるもの捨てるもの

【筑摩書房のPR誌『ちくま』から岸本佐知子さんの「ネにもつタイプ」】 もはや、精緻な器官による皮膚感覚というべきものに、身悶えしてしまう――。 食べるもの、すなわち口に入れていただくものへの感謝の念がこもっていて、その食材の細部にこだわり、...
文学

岸本佐知子さんの注文の多い料理店

【『ちくま』の好評連載。岸本佐知子さんの「ネにもつタイプ」】 前回、ホチキスの話で反響を呼んだ(?)岸本佐知子さんの「ネにもつタイプ」。PR誌『ちくま』(筑摩書房)の連載コラムであるが、今回もお調子よく紹介する。 『ちくま』2025年8月号...
スポーツ

岸本佐知子さんのホチキスの話

【岸本佐知子さんの「吹雪」】 翻訳家でエッセイストの岸本佐知子さん。PR誌『ちくま』(筑摩書房)で連載しているコラム「ネにもつタイプ」が怪しいくらいに面白いので紹介し続けている。前回はことばの死語の話だった。ことばにも死後――死語によって漂...
文学

岸本佐知子さんの死語の知らない世界

【筑摩書房のPR誌『ちくま』2025年5月号(No.650)】 個人的な文学散歩の系譜として、長年続けているのは、岩波書店と筑摩書房のPR誌を定期購読していることと、各出版社の文芸雑誌を乱雑に買って読んでいること。あ、でも文学のカテゴリーに...