
最近、すっかり自分の脚が太くなったと思った。
たぶん、誤解されるかもしれないが、「太くなった」は、決して「太った」(=肥満)の意味ではない。筋肉が附いて、「太くなった」のである。いや、やっぱり肉が附いてきたので「太った」――で合っているのか。広い意味では…。
実をいうと私、最近、脚だけではなく、腰回りも、胸も、腕も太くなっているのである。腕なんて、以前なら力こぶをいれると、そこだけ盛り上がって他の部分は貧弱なまま、筋張っているだけだった――のに、今は違う。腕全体が、肉で盛り上がっているのだ。
つまり、この10か月くらい、なんだかすごくハードな運動(別のいい方では仕事という)をするようになって、1日のうちに度々烈しく空腹感を覚えるのだった。
だから、食べる。
朝昼晩と欠かさない。とくに鶏肉と野菜を結構多めに摂るようになった。朝はバナナ1本、夜はビタミン豊富なプロテインを必ず摂取するようになり、これによってタンパク質を補い、筋肉が附きやすくなったというわけである。体重もそれなりに増えているのだろう。
『an・an』の特集記事「痩せトレ大作戦。」
生まれてこの方、否応なく、ずっと長身で痩せ型のカラダを保ってきた。いや、自然とそれが保たれていた。
毎年の健康診断では、総評として、「少し痩せ気味」なので、よく食べたほうがいい、みたいなことがいつも記してあった。だから、どうすれば――と思っていた。そもそも私のカラダは「太りにくい体質」だったのである。
私は甘いものでも辛いもので何でも食べるし、好き嫌いがほとんどない。だから、意外と乱暴に食べていたにもかからず、太らなかったのは体質だ、というしかない。むしろ、食べる量を減らすと、たちまち体重が減るので、「痩せやすい体質」だといういい方もできる。
そんなわけで、決して単純に太っちゃった♡――という意味ではないのだけれど、最近、筋肉が附いて、足腰や胸や腕が太くなってきたという話を、今ここでしている。
そうして自分のカラダに肉が附いてくる加減が、見栄えでわかるようになってきたので、今度はちょっと、逆に、「先々太るのではないか的懸念」をわずかながら抱くようになってきたというのは、人生で初めてのことなのである。そこで、一冊の本を開いたのだった。
実をいうと痩せる話をしたいのではない
マガジンハウスの女性雑誌『an・an』2021.5.5-5.12合併号(No.2248)。
この号の特集記事は、「痩せトレ大作戦。」。
表紙の男性たちは、Hey! Say! JUMPの8人である(髙木雄也、中島裕翔、八乙女光、薮宏太、知念侑李、山田涼介、有岡大貴、伊野尾慧)。
と、ここまで書いてきて、ヤバい、これ、違うんだよね――と気づいた。何が違う?
実をいうと、この稿の主旨が違うのである。
決してダイエットの話をしたかったのではなかった。
え? じゃあ何?――。映画の話がしたかったのである。
とはいいつつも、せっかくだから、話を元に戻す。

ハロプロのジュース
「痩せトレ大作戦。」の記事を参照していって、“ほぐして落とす”上半身編があり、まあ早い話、首や肩のあたり(鎖骨ほぐし)だとか、腕(二の腕)をこまかくマッサージする仕方を解説したページを見て、これ結構自分で既にやってるなと思った。
運動(仕事)をする前後の僅かな時間に、上半身のあちこちを、もみほぐすのである。就寝前などはとくに日課となっていた――。単純に気持ちいいからやっていたし、ほぐさないと、朝起きてカラダがガチガチになってしまうから。まるでぎこちない動きをするブリキの玩具みたいなカラダで1日が始まるのは、イヤだ。
下半身も同じである。太腿の筋肉は、よくほぐしたほうがいい。記事には、こんなことが記してあった。《脚痩せやおなかの引き締めを狙うなら、重点的にほぐすべきは、下半身リンパ液の集積地となるおなかと脚の付け根のそけい部》。
リンパ液だとかなんだとかは知らなかったが、筋肉をマッサージしてほぐせば、運動する時にゆるゆると滑らかに動けるし、敏速になる。だから、より筋肉が鍛えられ、結果的に太らない――ということにつながるのではないか。そう考えてきたのだけれど、まあ思考の筋道としては、間違っていないと思う。
で、記事を読み進めていって、いろいろなトレーニンググッズが紹介してあったり、“最新のプロテイン”とか――最新といったって、忘れちゃいけないのはこの本、2021年の本なのだけれど、まあ、とにかくいろいろ参考になる。タンパク質や食物繊維の話も出ていたり。
で、さらにページを開いていくと、現れたのはジュース。
ジュースといっても、痩せるジュースとかのことではなくて、ハロプロのジュースジュース。
ちゃんと書くと、Hello! ProjectのJuice=Juice。稲場愛香、井上玲音、段原瑠々、植村あかり、松永里愛、金澤朋子、工藤由愛。彼女たちの痩せトーク(美ボディの秘訣)が満載なのだ。あ、でも、2021年の記事だから、元メンバーも含まれている。

Hey! Say! JUMPだって、ほら
はい、Hey! Say! JUMPだって、元メンバー含まれてますね。中島さん。
もう“グループ脱退”の案件なんて、旧ジャニ界隈(あるいは系統)では日常茶飯事だし、いちいちリアルタイムで追っかけて、こんな事情があり脱退か? などといったような信憑性のかなり薄い情報に私は、食いついたりしない。
信憑性のある情報にも、私はいちいち目を通さない。ビジネスのうえでの、大人の事情だから、勝手にやっててと思う。いちいちそのことに今さら一喜一憂しないで、とファンの方々に強くいいたいのだ。遊びじゃなくて、ビジネスなのだから。人生はそれなりに長くて、何事かは何度もやって来るものでしょう。
で、そんな“グループ脱退”悲劇(?)の話にはいっさい関心がなく、最近ちょっと、円谷プロのウルトラシリーズ界隈をフラッシュバックさせて、往年の“ウルトラ”を紐解こうかな、などと考えていたりするので、その参考までに、有岡さん出演の映画『シン・ウルトラマン』をもう一度観直さなきゃ――などと考えていたりする。
そういえばこの映画について、私は数年前、たしかマストドンか何かのSNSで、“大酷評”したのを思い出した。
それって別に、有岡さんが悪いわけではないし、脚本が悪いとかそういうたぐいの話だから、そのこととは関係なしに、彼の活躍には期待したいところではある。
伊野尾さんのことは、また別の稿で、“漢字”の話をしたいので、いずれ書きます。え? 伊野尾さん?

違うことをずっと書き続けるのは悪文である
私自身の太るとか痩せるとかの話とは関係なしに、またジュースジュースや有岡さんだとか伊野尾さんの話とも全く関係ない――のだけれど、これが今稿のテーマですなんていったって、誰が信じる?
こんな文章の書き方ってあるか。これ、完全に悪文の書き方でしょ。それまでの前段と全然関係ないし、伏線にもなってないんだから。

この『an・an』の号には、「疲れ回復」と「癒やし」をテーマにした記事があった。その中に、あなたにおすすめ的な、“癒やしエンタメ”という記事がある。冷やし明太子でもモヤシ炒めでもない。“癒やしエンタメ”である。
その“癒やしエンタメ”というカテゴリーの、おすすめ映画の中に、キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)さんら主演の『ホリデイ』(“The Holiday”)がリストアップされていた。
キャメロン・ディアスさんなんてあなた、知らないと思うが、私と同い年。え、だって、私が生まれた2か月後に、ディアスさん生まれてるの。信じられる? ほんとよ。ほんとだってば、あんた――。
で、この映画すごく観たいなあという話をつらつらとしたかったのだけれど、なんだかかんだと脚が太くなっただの、痩せトレだの、ジュースジュースだの、中島さんだ有岡さんだ伊野尾さんだとのたまいてしまったわけでございます。うん、これ完全に悪文。ダメな文章。ダメダメな青沼ペトロ。
痩せトレに興味示さなかったら、この映画のこと関心なかったわけで、出会いとはこんなところで結びつくものなのである。この映画に関しては、いずれまた。
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