ミュージアム

文学

緑衣の青年―親密のエクリチュール

【部屋に置いてあったヘルムート・ニュートンのポラ写真】 うつろな目を見開いて、ぼんやりと視界に映り込んでいたのが、ヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)のポラ写真だった。 開いたままの写真集は、少し灰色に褪色していて、硬直した...
文学

〈再録〉「小説すばる新人賞」に関する意欲的な備忘録

【あまりに幼かったのでどう受け止めていいのかわからなかった…】 これはあくまで備忘録としての体裁にとどめたい。第37回 小説すばる新人賞原稿募集中!対象 エンターテイメント小説。ジャンル不問。日本語で書かれた自作の作品に限ります。資格 応募...
文学

〈再録〉不思議な少年の話

【大江健三郎著『親密な手紙』(岩波新書)】 本日が私にとっての“仕事納め”の日でした。この1週間近く、仕事に集中していたために、新聞のコラムすら読みのをためらうくらい、朝はせわしく、夜は疲労でぼんやりとしていました。 家の中の整理整頓――つ...
ゲーム

〈再録〉世界ジャンボ旅行ゲーム

【タカラ社の「世界ジャンボ旅行ゲーム」】 小学生の頃、私はたいへんな“ボードゲーム狂”でした。放課後ともなると、たびたび友人達を自宅に招き、ジュースやお菓子を頬張りながらボードゲームをハシゴしました。 ボードゲームはおそらくその頃、十数個持...
ミュージアム

〈再録〉古河駅130年と伊勢甚

【瓦壁の古河歴史博物館】 旧国鉄東北本線で唯一茨城県に停車した“古河駅”の歴史を紹介する企画展「古河駅130年とまちのすがた」が古河市歴史博物館にて催され、先日私はこの博物館を訪れた。この駅にまつわる個人的な小学校時代の思い出は、当ブログ「...
コンピューター

旧文藝ブログの〈再録〉を終えて

【〈再録〉を終えて、まずは一息。コーヒーブレイクです】 当文藝ブログ[Petro Notes]へのエッセイの投稿は、いわば私のウェブ活動の“メインフレーム”(mainframe)となっている。しかるに、ことばを紡ぐメッセンジャーとしての責任...
文学

〈再録〉人生の明暗と描かれる夢―『星に願いを、そして手を。』

【青羽悠著『星に願いを、そして手を。』】 先月、ちょうど私の手元に、青羽悠著『星に願いを、そして手を。』(集英社)の分厚い単行本が届いた頃、集英社のPR誌『青春と読書』3月号にて、青羽悠と朝井リョウの対談が掲載されているのを知った。この同社...
文学

〈再録〉冬牡丹への懸想

【水舎門をくぐれば東照宮。そしてぼたん苑】 真新しい新潮文庫で漱石の『行人』を読んだのは、“昨年”のこと――と思い込んでいて直ちにツイッターで確認したところ、それは間違いで一昨年の秋であったことに気づいた。 時間経過の感覚が歳をとる毎に短く...
写真・カメラ

〈再録〉石内都―Infinity∞

【写真集『石内都 Infinity∞ 身体のゆくえ』】 私がトノ・スタノの作品が観たく、『暗がりのあかり チェコ写真の現在展』が催された東京・銀座の資生堂ギャラリーへ訪れたのは、もう6年も前のこと。それは2010年8月であった(当ブログ「暗...
ミュージアム

〈再録〉暗がりのあかり―チェコ写真の現在展

昨日、銀座の資生堂ギャラリーにて開催されていた写真展「暗がりのあかり チェコ写真の現在展」を観ました。8日日曜日まで開催とのことで、何とかぎりぎり間に合ったという感じです。 “チェコ”と聞くと私はチェコのカラフルな文房具を思い浮かべるのです...