フィルムカメラ

文学

江戸川乱歩の「鏡地獄」

【『江戸川乱歩傑作選』(新潮文庫)】 私は高校を卒業して19歳の頃に、新潮文庫の『江戸川乱歩傑作選』を買って読んでいる。 乱歩文学の妖しさについてはもはや述べるまでもない。しかしながらあの頃、そのうちの短編作品「鏡地獄」をしっかりと読んでい...
ミステリー

幸せをつかむ心霊写真

【中岡俊哉編著『新 恐怖の心霊写真集』(二見書房)】 思えば私は、今は無き旧ブログ[Utaro Notes]で、何度も心霊写真のトピックを取り上げてきたのだった。それは、幼い頃からのオカルト好きの名残であり、遠い記憶へのオマージュでもあった...
書籍

〈再録〉伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽

【またもや登場。伴田良輔著『眼の楽園』】 人々の内に秘めた猥雑さを剥ぎ取ってしまったもの、それがパンデミックのコロナ禍(COVID-19)だ。コロナ禍が、あらゆる想念の《旅愁》すら消し去ってしまった。 それを取り戻すのに、およそどれだけの無...
テーマパーク

〈再録〉世界怪奇X館のこと

たびたびこのブログで掲載している、かつて父がOLYMPUS TRIP 35というコンパクトカメラで写した数々の懐かしい写真。やはり年代を感じさせ、どことなく味わい深い。 TRIP 35は昭和43年に発売されたカメラで、当時のOLYMPUSら...
文学

〈再録〉教科書の中の高村光太郎

【高校3年時の国語教科書は筑摩書房だった】 音楽における創作活動のうち、【作詞】という分業は、私にとって切実な命題となっている。 あるリズムを伴ったメロディに、言語を織り込んでゆく作業。言語の一片一片の音の形(音韻)、語彙、意味からくるイメ...
写真・カメラ

〈再録〉五味彬の『Yellows MEN Tokyo 1995』

【当時は衝撃的だった“YELLOWS”の男性版】 写真家・五味彬氏の90年代の集大成であるヌード写真集=“YELLOWS”シリーズを何度か過去に取り上げてきた当ブログにおいて、その“YELLOWS”のなんたるかを断続的に振り返っていこうとい...