ミステリー

映画

〈再録〉映画『サイコ』とラブホの関係

【映画『サイコ』に出演したジャネット・リーとジョン・ギャヴィン。そして監督のアルフレッド・ヒッチコック(右)】 春の夕刻、新宿のとあるショップの前で落ち合った。大きな交差点をわたり、ひしめく雑踏から逸れて、私たちはいくつかのビルを横切って角...
美術

ウォーホルが宿るシルクスクリーン調でバグる世界

【プリントゴッコで使うフラッシュランプ】 20代の若者なら、かろうじて見たり触ったりしたことがあるかもしれない――。 年賀状のイラストを製版するための、プリントゴッコ。メーカーは理想科学工業株式会社(RISO)。1977年に発売以来、200...
文学

岸本佐知子さんの捨てられない話

作家と読者の衝突というのは、常につきものである。 読者が小説を読み、この本は退屈だ、セックスばかり――と抜かして落胆するが、作家からすれば、普段私たちの日常こそ平凡を装った、どきついバイオレンスの連続ではないか――と反論したくもなる。地上の...
映画

『2001年宇宙の旅』と森本レオさん

【映画『2001年宇宙の旅』のサントラCD(東芝EMI)】 つい最近、『2001年宇宙の旅』の映画を観て思い出し、これを備忘録とする。『2001年宇宙の旅』のサントラ盤 1968年公開の英米映画『2001年宇宙の旅』(“2001: A Sp...
文学

岸本佐知子さんの虫が知らせる工作員

ごく最近、ジョン・アーヴィング(John Irving)の『ホテル・ニューハンプシャー』(“The Hotel New Hampshire”)と『サーカスの息子』(“A Son of the Circus”)の文庫本を買った。『サーカスの息...
文学

我がツイッター時代のツイートより―「ユリシーズ」編

Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)以下は、この中から選りすぐり...
美術

母子猫のイラスト―フェイマスなアンディ・ウォーホル

【伴田良輔著『奇妙な本棚』より「ウォーホルの母子猫」】 アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の母親にまつわる猫が可愛い。 我が敬愛する文筆家・芸術家、伴田良輔氏の名著『奇妙な本棚』(芸文社/1993年刊)から、前回は「キスの連鎖」...
文学

ウォーホル解禁―伴田良輔の「キスの連鎖」

【伴田良輔氏の名著『奇妙な本棚』(芸文社)】 たぐいまれな文筆家・芸術家の伴田良輔氏の名著『奇妙な本棚』(芸文社/1993年刊)を前回取り上げたのは、もう4年も前になってしまう。「ローリー・シモンズの水中バレエ」。 Amazonでこの珍本を...
食べ物

岸本佐知子さんの食べるもの捨てるもの

【筑摩書房のPR誌『ちくま』から岸本佐知子さんの「ネにもつタイプ」】 もはや、精緻な器官による皮膚感覚というべきものに、身悶えしてしまう――。 食べるもの、すなわち口に入れていただくものへの感謝の念がこもっていて、その食材の細部にこだわり、...
文学

大林宣彦氏の随筆「出会い」

【光村図書の中学3年用国語教科書】 光村図書の中学3年用国語教科書(平成4年2月文部省検定済)から、映画監督・大林宣彦氏の随筆「出会い」を読んだ。 書き出しは、こうである。《一人の老女に出会った》 たぶん、中学3年生の春、一番初めの国語の授...