国語教科書

文学

〈再録〉サネアツの『友情』

【武者小路実篤『友情・愛と死』角川文庫】 先月末、朝日新聞の記事を読んで武者小路実篤の『友情』をふと思い出した。あまりに長らく忘れ去っていた小説を思い出した、という感がある。武者小路実篤『友情』――。 その新聞記事は、「文豪の朗読」を聴くと...
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〈再録〉「ささやかな時計の死」に関するささやかな雑感

またもや“時計”にまつわる話である(当ブログ「〈再録〉パタパタ電波時計と学習教材のこと」参照)。【高校国語教科書の中の「ささやかな時計の死」】 2005年発行の高校国語教科書『新現代文』(筑摩書房)に村上春樹氏のエッセイが扱われている。「さ...
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説得力のあるあなたへ―さよならA子の教科書

【光村図書の中学3年用国語教科書】 私はこれまで、文章を書くために必要な事柄、注意点を、国語教科書の中から学んできた。だから時折、学生時代を思い出して国語教科書を開くことがある。説得力のある文章 光村図書の古い中学3年用国語教科書(平成6年...
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〈再録〉森絵都の「帰り道」から学ぶこと

【光村図書発行の小学6年用国語教科書】 自分が学生時代に何を学んだか、その具体的な記憶の照影は、もはや遠い過去の藻屑となって、学びの痕跡はほとんど何も残されなくなってしまった。半ば、人生をゆき過ぎていっているのである。過去に、それぞれの学校...
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〈再録〉リルケの駆け落ち話

【またもや登場の高校国語教科書『新現代文』】 馴染みの薄い作家を読むと、ゾクゾクとするものを感じる。 この場合の馴染みが薄いとは、存在を知っていながらもわざと遠慮して、理解を恐れ読まずにいた、という意である。 以前ここで書いたことのある梶井...
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〈再録〉A子と教科書と魯迅

【魯迅を読むために開いた光村図書の国語教科書】 近頃、魯迅を読み始めていて、自宅の書棚にあった古い国語教科書に手が伸びた。 その所作は我ながら電光石火の如きであった。この国語教科書に、魯迅の作品がもしかしてあるのではないかというのは、なんと...
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〈再録〉教科書の中の高村光太郎

【高校3年時の国語教科書は筑摩書房だった】 音楽における創作活動のうち、【作詞】という分業は、私にとって切実な命題となっている。 あるリズムを伴ったメロディに、言語を織り込んでゆく作業。言語の一片一片の音の形(音韻)、語彙、意味からくるイメ...
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虎になるということ

【『小説すばる』2024年9月号で『山月記』を久しぶりに思い出した】 李徴(りちょう)は虎(トラ)になった。その変身の悲劇に何たることかと巻き込まれていったのが、友人の袁傪(えんさん)。李徴は袁傪に、自分は死んだ――と妻子に伝えてほしいと懇...
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教科書から高村光太郎「道程」

【光村図書の中学3年用国語教科書。かつてこれと同じ教科書をA子が持っていた】 懐かしい“A子”の国語教科書から、高村光太郎の詩を選んで読んだ。 「道程」。僕の前に道はない僕の後ろに道は出来るああ、自然よ父よ僕を一人立ちにさせた広大な父よ僕か...
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大林宣彦氏の随筆「出会い」

【光村図書の中学3年用国語教科書】 光村図書の中学3年用国語教科書(平成4年2月文部省検定済)から、映画監督・大林宣彦氏の随筆「出会い」を読んだ。 書き出しは、こうである。《一人の老女に出会った》 たぶん、中学3年生の春、一番初めの国語の授...