性教育

文学

〈再録〉唐木順三の「時代相と青年の夢」

【筑摩書房『唐木順三全集』第十二巻】 一つのつまらぬ行動から文学的体臭を嗅ぎ取るに至る偶然に出くわす。 あるスマホのアプリで、カメラで写した文書を画像に起こし、自動的にテクスト化してPDFにするという事務系のたいへん便利なものを試してみた。...
映画

〈再録〉秘密を抱えた『櫻の園』

【映画『櫻の園』(1990年)のビデオ版パッケージ】 先日、新聞にて、「第41回全国高校総合文化祭」(みやぎ総文2017=総文祭)で催された高校演劇の総評なるものを読んだ。普段、商業演劇しか観ない人にとっては、学生演劇というのはとかく鬼門と...
文学

〈再録〉三島文学と『花ざかりの森』

【新潮文庫『花ざかりの森・憂国』】 私にとって2017年を新しく迎えるということは、演劇『金閣寺』に出会うということとほぼ同義であった(演劇『金閣寺』公演については、当ブログ「〈再録〉演劇『金閣寺』追想」参照)。 こうした刺戟的な演劇と文学...
書籍

〈再録〉伊勢佐木町と『はま太郎』のこと

【星羊社の雑誌『はま太郎』第10号】 前回のブログ「演劇『金閣寺』追想」で書いた、横浜・伊勢佐木町のイセビルの地下にあるクリエイティブスペースTHE CAVE。 その地下の小スペースで、ぼんやりと見ることのできたエジプト風の壁画。昭和初期に...
演劇

〈再録〉演劇『金閣寺』追想

横浜・伊勢佐木町の繁華街に、イセザキモールというのがある。僅かながら伊勢佐木町の沿革について調べてみた。神奈川県横浜市の中心的商店街で中区にある。東京の銀座、大阪の心斎橋筋などとならび称せられる繁華街。第二次世界大戦後は焼け残ったおもなビル...
文学

〈再録〉殉教―その映像と文体

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2004年7月9日付「殉教―その映像と文体」より)。 三島由紀夫の作品に、『殉教』という短篇がある。昭和23年4月、「丹頂」に所収。三島は、この作品の自注に、〈詩人の殉教〉...
性教育

朝井リョウの見据える“中年の危機”

【『週刊文春』2026年10月15日号「“中年の危機”の照らし方」】 朝井リョウさんの書籍広告絡みで、《中高年も考えたい》というキャッチフレーズの“◯◯治療”広告――云々で私が図に乗ったのは、今年8月のことである(「朝井リョウの黒タイツおじ...
文学

漱石『夢十夜』―黒い波におちていく

【夏目漱石著『文鳥・夢十夜』(新潮文庫)】 “十年ひと昔”というけれど、10年前に夏目漱石の小説を読んだきり、それ以来すっかり漱石本から離れていたように思う。本当に漱石の小説は読まなくなっていた。 たぶん最後に読んだのは、『夢十夜』であろう...
テレビ

〈再録〉我がツイッター時代のツイートより―「刑事コロンボ」編

Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)以下は、この中から選りすぐり...
性教育

しあわせを見つけるということ―オフライン女子の話

【しあわせの折り鶴という願いを込めて…】 ある文学雑誌の広告の中で、映画監督の宮崎駿氏の著書からの引用文に出合った。以下、書き出してみる。児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的...