セクシュアリティ教育

性教育

しあわせを見つけるということ―オフライン女子の話

【しあわせの折り鶴という願いを込めて…】 ある文学雑誌の広告の中で、映画監督の宮崎駿氏の著書からの引用文に出合った。以下、書き出してみる。児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的...
性教育

中丸雄一さんの「スネハラ」考

【『週刊文春』秋の特大号より、中丸雄一さんの「推して推されて」】 『週刊文春』(文藝春秋)9.24/10.1秋の特大号で、元KAT-TUNのメンバーで知られるマルチタレント・中丸雄一さんの連載「推して推されて」では、巷の“スネハラ問題”に言...
性教育

丁重におひかえなすって―カゼヒカルと「人新世のパンツ論」

【あなたはもう「人新世のパンツ論」をご覧になりましたか?】ウェブサイト更新終了のご報告 先日、ウェブサイト[カゼヒカル やましい大人の性のテクスト]で公開してきた「人新世のパンツ論〈花鳥風月編〉」を脱稿し、「㉑最終回・世界はパンツで出来てい...
飲み物

〈再録〉強精カクテルいろいろ『洋酒天国』

【『洋酒天国』第11号】 今年3月2日付の「ごきげんよう『洋酒天国』」を機に、私は一切合切、自身のヨーテン・ライブラリー数十冊を古書店に擲ってしまった。書棚に大きな隙間ができた。これできれいさっぱり、ヨーテンを忘れ去ろうという気でいた。昭和...
文学

開高健『開口閉口』―俗語的俗語の話

【開高健著『開口閉口』(新潮文庫)】 私が敬愛する作家・開高健氏の書き物で夢中になったのは、小説よりもエッセイ(随筆)のほうで、記憶をたどれば、珠玉のエッセイ集の『開口閉口』(新潮文庫)だったはずである。 初めて読んだ時は、ベトナムの記述が...
文学

朝井リョウの当事者から逃れられないこと

【『週刊文春』2026年8月27日号「当事者として書くということ」】 私自身の10代を振り返ると、なんだかなあと思ってしまう事柄がいくつも思い出される。全般として、なんの脈略もなくゆるゆるとした学生生活を送ってしまったために、何かしらの“当...
文学

緑衣の青年―親密のエクリチュール

【部屋に置いてあったヘルムート・ニュートンのポラ写真】 うつろな目を見開いて、ぼんやりと視界に映り込んでいたのが、ヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)のポラ写真だった。 開いたままの写真集は、少し灰色に褪色していて、硬直した...
文学

〈再録〉夢十夜―慥かな、とてつもなく慥かな

“夢”(ゆめ)という語には、ロマンチックな趣の想像とは裏腹に、恐怖体験を俄に想起させる二重の意味が隠されている。 考えてみれば私自身、“夢”という語を創作上、それこそ何度も使い回ししているが、過去においてはっきり国語辞典でこの“夢”という語...
文学

〈再録〉開高健『開口閉口』―アリ釣りとオスとメスの話

【開高健著【開口閉口】(新潮文庫)】 ――こんな夢を見た。 人権擁護の活動家である私は、都会の喧騒を離れて、ある山荘にこもった。夜な夜な、スコッチの後に、オールド・トム・ジンをベースにしたトム・コリンズのカクテルを一杯飲む。かけているレコー...
文学

朝井リョウの黒タイツおじさん遭遇記

最近、『週刊文春』(文藝春秋)を読んでいて思ったのだった。 〈あれ? あの広告がどこにも無い…〉。 それは、東京ノーストクリニックさんの“◯◯治療”広告であった。 以前は、《中高年も考えたい》などといったキャッチフレーズが私の脳裏にすっかり...