Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。
◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)
◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)
以下は、この中から選りすぐりのツイート(←自画自賛)をピックアップしたものです。
「ユリシーズ」関連のツイート
Utaro/青沼ペトロのツイートから、「ユリシーズ」関連を抽出した全20ツイート。
2017年3月29日
読む心構えは充分にできているつもり。柳瀬尚紀著『ジェイムズ・ジョイスの謎を解く』(岩波新書)。果たして『ユリシーズ』を読む前にこれを読むべきか、読んだ後でこれを読むべきかで悩む。風呂から出た後、パンツを穿くべきか穿かぬべきかで悩むのと一緒…。

2017年4月22日
柳瀬尚紀著『ジェイムズ・ジョイスの謎を解く』(岩波新書)の序章「『当たり前』からジョイスを読む」を読む。あくまで序章だけ。これから数日後、『ユリシーズ』を読み始めようと思うが、この序章だけ読んでたぶん正解だったと思う。ブルーム氏のでかっ鼻フリンに対する適当さで面白味が掴めた。
2017年5月13日
柳瀬尚紀訳の『ユリシーズ 1-12』(河出書房新社)を読み始める。第一章「テレマコス」。天才ジョイスの文体が、マイケル・ホイ三兄弟的ドタバタと広川太一郎氏の名調子を思わせ笑ってしまう。ミルク売りの老女登場の箇所が実に哲学的。

2017年5月14日
柳瀬尚紀訳『ユリシーズ 1-12』第二章「ネストール」を読み終える。スティーヴンとサージャント少年とのやりとり、そして反ユダヤ主義ディージー校長の「口蹄疫」原稿の新聞掲載依頼。蝸牛の寝床ぬめぬめ…痰の絡まりごほごほぜいぜいの高笑い。
2017年5月14日
“Campbell’s Perfect Tea”の紅茶が飲みたい。紅茶缶を買って、ユリシーズ読んだら最高かも。
2017年5月15日
柳瀬尚紀訳『ユリシーズ 1-12』第三章「プロテウス」を読み終える。スティーヴン、サンディマウントの海岸。ここで本気でこうじえんが必要になってくる。タモってなんたも?タモリさんタモちゃん赤膚のジプシーってな感じ。オイノパ・ポントン、女のむーむにうーむ、すべてをうーむに宿すバカ?
2017年5月15日
ジョイスのユリシーズ知ったら、この曲だって多少はまともにきこえるでしょう(^-^)。 Listen to rain rain rain by Dodidn*
2017年5月18日
柳瀬尚紀訳『ユリシーズ 1-12』第四章「カリュプソー」を読み終える。リアポウルド・ブルームと奥さんのモリー登場。パンにバターを塗って…。ンニャー!と猫も登場。臓物うまがるリアポウルドの大好物は、羊の腎臓の直火焼き。老婆のあれ…というのも面白い。
2017年5月20日
柳瀬尚紀訳『ユリシーズ 1-12』第五章「食蓮人たち」を読み終わる。ずり落ちないよに。リアポウルド・ブルームとバンタム・ライアンズ。競馬馬の話、とかいろいろ。新聞をくれるくだりが、ちと難解。
2017年5月24日
柳瀬尚紀訳『ユリシーズ 1-12』第六章「ハーデス」を読み終わる。リアポウルド・ブルームらが、パディ・ディグナムの埋葬に参列。ユリシーズはまったく容赦なく、語彙、語彙、語彙のオンパレード。ところでアイリッシュ・シチューって、どんなのだろう?

2017年5月27日
柳瀬尚紀訳『ユリシーズ 1-12』第七章「アイオロス」を読み終える。本が重い。読むには椅子に座って机が必要。片手に本、正座して読んだら完全に足が痺れた。三シリング十ペンス…三ペンス六ペンス…二シリング三ペンス…一シリング七ペンス。一シリング四ペンス塩豚。意味なくツイート埋めたし。
2017年5月30日
蒸し暑い。柳瀬尚紀訳『ユリシーズ 1-12』第八章「ライストリュゴン人」を読了。家庭で用無しになった重い百科事典は漬け物石にすべし、とは昔聞いたことがあるけれど、ユリシーズとフィネガンズ・ウェイクの3冊だって漬け物石になるだけの価値はある。読んでから漬けるか、漬けてから読むか。
2017年6月6日
柳瀬尚紀訳、ジョイス著『ユリシーズ 1-12』第九章「スキュレーとカリュブディス」を読了。キルデア通りの国立図書館、ハムレットハムレット、シェイクスピアシェイクスピアでございます。ミンゴ、ミンクシ、ミクトゥム、ミンゲレはあらまあという感じ。
2017年6月15日
柳瀬尚紀訳、ジョイス著『ユリシーズ 1-12』第十章「さまよえる岩」を読了。初めは、イエズス会のコンミー神父登場。傷痍軍人のこと、信仰のこと、色欲のこと、神の道について考える。それから、デッダラス親子が登場して娘の小遣いのやりとり。それから、ダドリー伯爵と夫人の登場。人、人、人。
2017年6月15日
あ、それからユリシーズ。《杜松液の熱い酒精が彼の内臓と息を熱らせ…》という表現には個人的に感服。私が数カ月、すっかり忘れかけていた“素晴らしい飲み物”を、ここで思い出させてくれた( ´艸`)。どんなのがいいのだろう。
2017年7月3日
柳瀬尚紀訳、ジョイス著『ユリシーズ 1-12』第十一章「セイレン」読了。ホメロスのオデュッセイアとまったく無縁の私がこれを読んでいるのだから笑える。リフィー川北岸のオーモンド・ホテルなんていうのは、さしずめ“浅草ホテル”とか“両国ホテル”みたいなホテル? と勝手に想像(´∇`)。
2017年7月6日
ユリシーズ読み終わったら、キューブリックの『バリー・リンドン』を観たい(´∇`)。ブルーレイ版欲しい…。
2017年7月11日
☞ブログ[Utaro Notes]更新しました!「柳瀬尚紀のユリシーズ」。私の読書、そしてジョイスのユリシーズを訳した柳瀬氏の豊饒なる日本語。
2022年5月24日
ここ最近、読み続けていてやっと読了した、司馬遼太郎著『街道をゆく30 愛蘭土紀行Ⅰ』(朝日文庫)。前回読んだのはもう何年も前で、アングリカン・チャーチとかジョイスの砲台とかユリシーズ、アイルランドの隷属的な時代の話は本当に興味深い。

2022年6月21日
☞ブログ[Utaro Notes]過去の記事を紹介!「柳瀬尚紀のユリシーズ」。
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