文藝春秋

文学

朝井リョウの当事者から逃れられないこと

【『週刊文春』2026年8月27日号「当事者として書くということ」】 私自身の10代を振り返ると、なんだかなあと思ってしまう事柄がいくつも思い出される。全般として、なんの脈略もなくゆるゆるとした学生生活を送ってしまったために、何かしらの“当...
文学

朝井リョウの黒タイツおじさん遭遇記

最近、『週刊文春』(文藝春秋)を読んでいて思ったのだった。 〈あれ? あの広告がどこにも無い…〉。 それは、東京ノーストクリニックさんの“◯◯治療”広告であった。 以前は、《中高年も考えたい》などといったキャッチフレーズが私の脳裏にすっかり...
ビジネス

序章・三山凌輝―腹黒い男の終末論

【『週刊文春』2026年7月30日号の不倫関係を報じる記事】 悔やんでも悔やみきれないのは、この男の人を今まで「バグる世界」で一度も取り上げなかったことだ。誠実さの奇妙ないいがかりにおいては、福原愛さんと江宏傑さんの離婚離縁スキャンダルをし...
ビジネス

〈再録〉かつてジャニーズはメディアの寵児だった〈4〉

私が今年の5月に書き留めた「かつてジャニーズはメディアの寵児だった」〈1〉~〈3〉(※〈2〉と〈3〉は再録不可)は、Kis-My-Ft2のメンバーの北山宏光さんの退所の話から始まって、ジャニー喜多川氏の性加害問題へと推移し、その被害者であっ...
ビジネス

〈再録〉かつてジャニーズはメディアの寵児だった〈1〉

【Kis-My-Ft2の「想花」】 のどかな風景の写真を添えて、演劇人である私の知り合いは、そのSNSでごく最近、SMAPが好きになり、SMAPのアルバムを買い、こんなことを述べていた。――英国にはビートルズがいて、日本にはSMAPがいた―...
書籍

心理テスト―なつかしいリョウからケイへ

【『an・an』2016.11.30(No.2030)の表紙はHey! Say! JUMPの伊野尾慧さん】 もうだいぶ前、『an・an』(マガジンハウス)2016.11.30(No.2030)を眺めていたら、フードエッセイストの平野紗季子さ...
性教育

朝井リョウの男性学にまつわる関心と文脈

【『週刊文春』2026年3月26日号の朝井リョウ「私の読書日記」】 デビュー作『桐島、部活やめるってよ』や『正欲』で知られる作家・朝井リョウさんが、このところ「男性学」というワードを多用して、その関心と文脈を押し拡げていることに留意し、私も...
書籍

序章・永山絢斗

【『週刊文春』2026年3月26日号】 先月、『週刊文春』2026年3月26日号より、宮藤官九郎さんの連載「いまなんつった?」(第870回)を読んだ。「えー? 忘れてたぁ」。誕生日やらなんやらの、“サプライズ”な集まりが苦手――という宮藤さ...
ビジネス

男のサガを売りにする男たちでバグる世界

【『週刊文春』2024年9月12日号】 のっけから卑猥なことばを用いて恐縮だけれど、こいつらチンチンがついてるから男なんだと認めてしまうのは、もう時代遅れなのだということを、この稿の結論として先にいいたいのである。 男の性(さが)をサーガ(...
スポーツ

〈再録〉大谷翔平にふれるひと

身も心も清廉潔白な人なんていやしない。 前稿の「『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』におけるジャバ様のこと」の中で、多少皮肉めいて悪辣かつ卑劣なジャバ・ザ・ハットに捕らわれたレイア姫のことを書いたが、なんといってもそのレイア姫を演じたキャリ...